オーラス戦略 その2
2010年7月8日 麻雀考察 コメント (2)
さて、点数がないときのオーラス。
1枚目
勝負を諦めたくなる配牌。
でも下家に倍満ぶつける手段を探します。
2枚目
下家からの南しかあがれない形でリーチはないな。
ワンチャンツモスーで西入あるし。
3枚目
ね。
このあと西1でチートイあがってトップでした。
よくラス確やめろみたいなこと聞くけど俺は別に構わんと思う。
時間効率です、って言われたらそれまでだし。
ただ個人的にはラス確より無理国士や無理スーアンでゼンツの方が好き。
他家の迷惑だの何だのってのもそこまで考えなくてもいいと思う。
最悪回線切りだって文句は言わないようにしている。
迷惑度でいったらラス確も無理国士での放銃も対して変わらんのだから。
正直こういう場面は好みの問題。
ただ勝ちに行くのであればそれなりの手作りが必要なので無理ゼンツしかない。
だから自分は最後まで攻めるし、他家も最後まで攻めてきているものとしてケアする。
余談だが下家は友人で私が5sカンしたとき「あれスーアン狙いか」って言ってたらしい。
対局相手の好みや打ち方がわかってるとこういう場面も若干ケアしやすいかも知れない。
1枚目
勝負を諦めたくなる配牌。
でも下家に倍満ぶつける手段を探します。
2枚目
下家からの南しかあがれない形でリーチはないな。
ワンチャンツモスーで西入あるし。
3枚目
ね。
このあと西1でチートイあがってトップでした。
よくラス確やめろみたいなこと聞くけど俺は別に構わんと思う。
時間効率です、って言われたらそれまでだし。
ただ個人的にはラス確より無理国士や無理スーアンでゼンツの方が好き。
他家の迷惑だの何だのってのもそこまで考えなくてもいいと思う。
最悪回線切りだって文句は言わないようにしている。
迷惑度でいったらラス確も無理国士での放銃も対して変わらんのだから。
正直こういう場面は好みの問題。
ただ勝ちに行くのであればそれなりの手作りが必要なので無理ゼンツしかない。
だから自分は最後まで攻めるし、他家も最後まで攻めてきているものとしてケアする。
余談だが下家は友人で私が5sカンしたとき「あれスーアン狙いか」って言ってたらしい。
対局相手の好みや打ち方がわかってるとこういう場面も若干ケアしやすいかも知れない。
1枚目
ラス目からのリーチに対し無スジ連打。
さすがに点差あるんで親の連荘嫌って刺し込みに行きます。
ってか相手八段だし無茶せず5200くらいで差し込めサインだろ。
それにしても相手もよくあがったな。
俺なら裏頼みよりツモで確実にまくりにいくけど。
まあ27分の14なら悪くないか。
2枚目
オーラスダントツでこの配牌。
さて、何切る?
3枚目
答えは中張牌バラ切りから安牌を抱え込む。
相手からリーチが入ったので北抜いて一発消してベタ降り。
流局、お疲れ様でした。
オーラスは持ち点の数=選択肢の数となるのでトップ目で迎えると非常に楽です。
ラス目からのリーチに対し無スジ連打。
さすがに点差あるんで親の連荘嫌って刺し込みに行きます。
ってか相手八段だし無茶せず5200くらいで差し込めサインだろ。
それにしても相手もよくあがったな。
俺なら裏頼みよりツモで確実にまくりにいくけど。
まあ27分の14なら悪くないか。
2枚目
オーラスダントツでこの配牌。
さて、何切る?
3枚目
答えは中張牌バラ切りから安牌を抱え込む。
相手からリーチが入ったので北抜いて一発消してベタ降り。
流局、お疲れ様でした。
オーラスは持ち点の数=選択肢の数となるのでトップ目で迎えると非常に楽です。
麻雀よするときは皆意志をもって打つだろう。
それは手牌や打牌に常に現れる。
故に、相手の意志を読むことで共闘することもできる。
http://tenhou.net/0/?log=2010052805gm-0039-0000-xea6086b6798c&tw=2
東2局
対面がオタ風の南を仕掛けた。
ホンイツはなさそうな場面。
まだ見えていない役牌は東と發(私の手に2枚)。
天鳳ではラス回避が重要なためこのラス目の親は早く流したい。
そのために絞った東だった。
しかし、対面の鳴きで状況が変わった。
対面はほぼ東バック。
このたった一鳴きで対面は私たち二人に同時に意志を伝えた。
上家の親に対しては
私は東バックだからあなたのダブ東はありません。
このラス目の親番で東を絞っていてはあがれませんよ。
持っているなら切りなさい。
こんなところだろうか。
私に対しては
まずはラスを確定させましょう。
親に対して東を絞る必要はありません。
東を持っているならお互いに一手進めましょう。
こんなところだろうか。
実際には東に限った話ではなく東か發である。
なので上家にしてみれば形次第では東を残す選択肢もあっただろう。
しかし、手の内に發対子を持つ私には東を特定することが出来た。
この対面の仕掛けに対する答えは私も上家も打東だった。
例え上家が東を切らなくとも私が鳴かせていただろう。
東に無反応であれば發すら対子落としをしていたかもしれない。
意志を持った闘牌同士がぶつかり合えばそれは会話に至る。
こういった無言のやりとりも麻雀の面白いところなのだ。
それは手牌や打牌に常に現れる。
故に、相手の意志を読むことで共闘することもできる。
http://tenhou.net/0/?log=2010052805gm-0039-0000-xea6086b6798c&tw=2
東2局
対面がオタ風の南を仕掛けた。
ホンイツはなさそうな場面。
まだ見えていない役牌は東と發(私の手に2枚)。
天鳳ではラス回避が重要なためこのラス目の親は早く流したい。
そのために絞った東だった。
しかし、対面の鳴きで状況が変わった。
対面はほぼ東バック。
このたった一鳴きで対面は私たち二人に同時に意志を伝えた。
上家の親に対しては
私は東バックだからあなたのダブ東はありません。
このラス目の親番で東を絞っていてはあがれませんよ。
持っているなら切りなさい。
こんなところだろうか。
私に対しては
まずはラスを確定させましょう。
親に対して東を絞る必要はありません。
東を持っているならお互いに一手進めましょう。
こんなところだろうか。
実際には東に限った話ではなく東か發である。
なので上家にしてみれば形次第では東を残す選択肢もあっただろう。
しかし、手の内に發対子を持つ私には東を特定することが出来た。
この対面の仕掛けに対する答えは私も上家も打東だった。
例え上家が東を切らなくとも私が鳴かせていただろう。
東に無反応であれば發すら対子落としをしていたかもしれない。
意志を持った闘牌同士がぶつかり合えばそれは会話に至る。
こういった無言のやりとりも麻雀の面白いところなのだ。
まずは昨日のおさらい。
突然だがこの河から私の待ち&打点を読んでみて欲しい。
出来れば役とかも。
ルールはアリアリ。
私は南家でドラは2、役牌は全て2枚以上見えている。
また、私は9順目に③④⑤の仕掛けを入れている。
私の河は以下。
五三三5⑧中
北五發九東3
5
ヒント
私はこの河を意識して造った。
ツモ切り手出しは以下
手手ツ手手手
手ツ手ツ手手
手
以下回答
まず配牌がこんな感じ。
二三三五五六④⑧25發中北
ここにツモ⑤
打五
ここで3面子候補が出来る。
私はここで第一打、第二打を決めた。
次順ツモ東
打三
確かに四を引けば面白い形になるが二度受け+カンチャンという厄介な形でもある。
なら序盤のワンズ乱切りでワンズ両面を釣り出す方がいいだろう。
次にツモ三
ここはツモ切り。
手出しとの違いはチートイの可能性をケアさせるか否かくらいだと思う。
次にツモ②
打5
打②と打5で迷う。
4面子目をドラの2に、頭を役牌に期待する以上両方切るんだが。
ここは不気味さを出すためこっちに。
次にツモ5
打⑧
前の順に切った牌だが横に伸びた場合のドラ単騎リーチを考えて面子候補として残す。
次からは大体必要牌を入れて役牌の合わせ打ち。
特筆すべきはピンズがツモ③で②③④⑤の形になりそこにツモ④。
ソーズが23の形にツモ2。
最終形はこう。
二三四五六②③④22 ③④⑤
見事四が釣れてタンヤオドラドラ赤で7700の和了となった。
ちなみに最初はリーチドラ赤で5200を作ろうと思ってた。
ドラが2で一受けもあったためタンヤオはあまり考えてなかった。
河造りをやってみて思ったこと。
遅くなる。
こればかりはどうしようもない。
この手も厚く構えていれば三が暗刻になっていたわけだしテンパイももっと早かっただろう。
しかしメリットも結構あった。
例えば三切り。
2打目の時点で自分からは2枚見えているが相手からは1枚しか見えない。
これはターツ+トイツの形全てに言えることだ。
つまり、薄いながらも壁を作りながら打てるのである。
今回の場合など8順目の時点で三と五が3枚壁になっている。
また、相手に読まれにくいことも大きなメリットだ。
この河を見て一四七待ちを読める人が何人いるだろうか。
そもそも一四を止められる人が何人いるだろうか。
放銃者からもその捨て牌で四で当たるなよ、とお褒めの言葉をいただきました。
さて、ここまで河造りについて色々書きましたがおそらく河よりも手を作った方が幸せになれます。
ではなぜ河造りをしようかと思ったかというと勝てなかったからです。
私は勝てないときはいつもと違うことをします。
いつもと違うことをして勝とうと思うのではなく勝てないなら勝てないなりに収穫を得るためです。
普段なら第一打はおそらく北でしょう。
しかしあえて河を意識して手を作ることによりいくつか新たな発見がありました。
皆さんも勝てないときは新たな麻雀を打ってみてはいかがでしょうか。
何か新たな発見があるかも知れません。
突然だがこの河から私の待ち&打点を読んでみて欲しい。
出来れば役とかも。
ルールはアリアリ。
私は南家でドラは2、役牌は全て2枚以上見えている。
また、私は9順目に③④⑤の仕掛けを入れている。
私の河は以下。
五三三5⑧中
北五發九東3
5
ヒント
私はこの河を意識して造った。
ツモ切り手出しは以下
手手ツ手手手
手ツ手ツ手手
手
以下回答
まず配牌がこんな感じ。
二三三五五六④⑧25發中北
ここにツモ⑤
打五
ここで3面子候補が出来る。
私はここで第一打、第二打を決めた。
次順ツモ東
打三
確かに四を引けば面白い形になるが二度受け+カンチャンという厄介な形でもある。
なら序盤のワンズ乱切りでワンズ両面を釣り出す方がいいだろう。
次にツモ三
ここはツモ切り。
手出しとの違いはチートイの可能性をケアさせるか否かくらいだと思う。
次にツモ②
打5
打②と打5で迷う。
4面子目をドラの2に、頭を役牌に期待する以上両方切るんだが。
ここは不気味さを出すためこっちに。
次にツモ5
打⑧
前の順に切った牌だが横に伸びた場合のドラ単騎リーチを考えて面子候補として残す。
次からは大体必要牌を入れて役牌の合わせ打ち。
特筆すべきはピンズがツモ③で②③④⑤の形になりそこにツモ④。
ソーズが23の形にツモ2。
最終形はこう。
二三四五六②③④22 ③④⑤
見事四が釣れてタンヤオドラドラ赤で7700の和了となった。
ちなみに最初はリーチドラ赤で5200を作ろうと思ってた。
ドラが2で一受けもあったためタンヤオはあまり考えてなかった。
河造りをやってみて思ったこと。
遅くなる。
こればかりはどうしようもない。
この手も厚く構えていれば三が暗刻になっていたわけだしテンパイももっと早かっただろう。
しかしメリットも結構あった。
例えば三切り。
2打目の時点で自分からは2枚見えているが相手からは1枚しか見えない。
これはターツ+トイツの形全てに言えることだ。
つまり、薄いながらも壁を作りながら打てるのである。
今回の場合など8順目の時点で三と五が3枚壁になっている。
また、相手に読まれにくいことも大きなメリットだ。
この河を見て一四七待ちを読める人が何人いるだろうか。
そもそも一四を止められる人が何人いるだろうか。
放銃者からもその捨て牌で四で当たるなよ、とお褒めの言葉をいただきました。
さて、ここまで河造りについて色々書きましたがおそらく河よりも手を作った方が幸せになれます。
ではなぜ河造りをしようかと思ったかというと勝てなかったからです。
私は勝てないときはいつもと違うことをします。
いつもと違うことをして勝とうと思うのではなく勝てないなら勝てないなりに収穫を得るためです。
普段なら第一打はおそらく北でしょう。
しかしあえて河を意識して手を作ることによりいくつか新たな発見がありました。
皆さんも勝てないときは新たな麻雀を打ってみてはいかがでしょうか。
何か新たな発見があるかも知れません。
読みを信じるということ
2010年4月12日 麻雀考察先日遭遇した場面。
東2局、南家、10順目、ドラが八。
点数は東1で2000、4000ツモってリード。
対面がリーチ。
しかし2順前に悩んで六切り、更に1順前に悩んで八切り。
その後北ツモ切りのリーチ。
次順五八のどちらかを切ってタンピンテンパイの場面。
打五ならリーチで7700。
放銃のリスクはあるものの打点が上がる。
打八ならダマで2000。
リスクなしのかわし手を作れる。
私は対面の待ちは四七と一点読みした。
理由は以下。
カンチャン落としなら打八の時点でリーチのはず。
1順回す意味がないし、回した以上傍テンを嫌ったのだろう。
打六、打八ともに少考してから切った。
ただのカンチャン落としなら迷いはないはずだ。
打六で少考したのは五六六八のような形だったからだろう。
そして打八で少考したのは五六八で両面かカン七かを考えたのだろう。
八がドラのためカンチャン落としが本来とは逆手順となり成立した1点読みである。
本来であれば五六六八からは打八となり次は入り目がどちらでも打六となるため読めても当たっている可能性は5割である。
また、打八がノータイムならただのカンチャン落としにしか見えないため読み自体成立しない。
更に打六、打八ともにノータイムであれば七はむしろ安全に見える。
次に五で打ち込む可能性を考えた。
・二五両面
露骨なスジ引っ掛け嫌って1順回しはわかるが打八で少考の理由はない。
・二五ノベタン
イーシャンテンで雀頭なしとしても二三四五六八から打六の説明がつかない。
・カン五
六八落としの前の形が四六六八となり打六は門前かポンテン、打八はカン五かカン七かで少考しても不自然ではない。
・五単騎
イーシャンテンで五六八で打六の説明がつかない。
結論として一応ドラ表示牌を嫌ってのカン五の可能性は残る。
しかし四七のスジに比べれば遥かにリスクは低く押し返すチャンスかもしれない。
それでも私はリスクを嫌い打八とした。
この選択が正解だったかどうかはわからない。
結果としては下家にカン八の8000放銃となった。
また、対面の待ちは一四七の三面張であった。
私は結果論から読みを信じた方がよかったと言いたいわけではない。
私が言いたいのはそもそも信じることの出来ない読みに何の価値があるのかということだ。
信じることが出来ないなら余計な神経を使わずさっさと降りればいい。
自分の読みを信じることができる者のみ読みを使えばいいし読みを使った以上信じなければ意味がないのだ。
東2局、南家、10順目、ドラが八。
点数は東1で2000、4000ツモってリード。
対面がリーチ。
しかし2順前に悩んで六切り、更に1順前に悩んで八切り。
その後北ツモ切りのリーチ。
次順五八のどちらかを切ってタンピンテンパイの場面。
打五ならリーチで7700。
放銃のリスクはあるものの打点が上がる。
打八ならダマで2000。
リスクなしのかわし手を作れる。
私は対面の待ちは四七と一点読みした。
理由は以下。
カンチャン落としなら打八の時点でリーチのはず。
1順回す意味がないし、回した以上傍テンを嫌ったのだろう。
打六、打八ともに少考してから切った。
ただのカンチャン落としなら迷いはないはずだ。
打六で少考したのは五六六八のような形だったからだろう。
そして打八で少考したのは五六八で両面かカン七かを考えたのだろう。
八がドラのためカンチャン落としが本来とは逆手順となり成立した1点読みである。
本来であれば五六六八からは打八となり次は入り目がどちらでも打六となるため読めても当たっている可能性は5割である。
また、打八がノータイムならただのカンチャン落としにしか見えないため読み自体成立しない。
更に打六、打八ともにノータイムであれば七はむしろ安全に見える。
次に五で打ち込む可能性を考えた。
・二五両面
露骨なスジ引っ掛け嫌って1順回しはわかるが打八で少考の理由はない。
・二五ノベタン
イーシャンテンで雀頭なしとしても二三四五六八から打六の説明がつかない。
・カン五
六八落としの前の形が四六六八となり打六は門前かポンテン、打八はカン五かカン七かで少考しても不自然ではない。
・五単騎
イーシャンテンで五六八で打六の説明がつかない。
結論として一応ドラ表示牌を嫌ってのカン五の可能性は残る。
しかし四七のスジに比べれば遥かにリスクは低く押し返すチャンスかもしれない。
それでも私はリスクを嫌い打八とした。
この選択が正解だったかどうかはわからない。
結果としては下家にカン八の8000放銃となった。
また、対面の待ちは一四七の三面張であった。
私は結果論から読みを信じた方がよかったと言いたいわけではない。
私が言いたいのはそもそも信じることの出来ない読みに何の価値があるのかということだ。
信じることが出来ないなら余計な神経を使わずさっさと降りればいい。
自分の読みを信じることができる者のみ読みを使えばいいし読みを使った以上信じなければ意味がないのだ。
先日雀荘にて遭遇した場面。
東家、10順目、ドラが6
自分がリーチ、上家が追っかけ、更に下家が喰い仕掛けている場面。
下家の手牌は
????666777999
チンイツドラ3まで見える。
河にソーズはなし。
全員の河を見て特徴的なのは⑥が2枚、⑨が3枚見えているにも関わらず⑦、⑧が一枚も見えていないこと。
三人の仕掛けに対し一人置いていかれた対面。
ここで対面は「あがってもらうか」と打⑨(私の現物)。
上家は「お見事」と3900を和了。
見事なものである。
私があがれば12000、下家があがれば16000の場面を3900で抑えたのだ。
さて、ではなぜ対面は⑨が当たりとわかったのだろうか。
確かに⑦⑧が一枚も見えていないとはいえ⑦⑧シャボなどの可能性もあっただろう。
確かに⑨自体は私の現物、下家にはほぼ安牌だ。
切ることも頷ける。
しかし気になったのは「あがってもらうか」という言葉である。
すべてわかっていたかのような打⑨。
私は最初以下のような仮説を立てた。
⑦⑧⑨という出来面子を持っていたため⑦⑧シャボの可能性を無視して打⑨としたのだと。
しかしそれでもやはり「あがってもらうか」の説明は難しい。
そこでもう一度場を思い出してみる。
私の手牌にピンズの上はない。
下家はソーズ一色。
上家は⑦⑧を持っての⑥⑨待ち。
ここまできてようやく気が付いた。
おそらく対面は⑥⑦⑦⑧⑧⑨の形から打⑨としたのだろう。
これでようやく⑥⑨一点読みの説明がついた。
実際に対面の手牌を見たわけではないので確定的ではないがこれが一番納得のいくプランである。
さて、自分が対面と同じ状況にたたされたときはたして同じことが出来ただろうか?
東家、10順目、ドラが6
自分がリーチ、上家が追っかけ、更に下家が喰い仕掛けている場面。
下家の手牌は
????666777999
チンイツドラ3まで見える。
河にソーズはなし。
全員の河を見て特徴的なのは⑥が2枚、⑨が3枚見えているにも関わらず⑦、⑧が一枚も見えていないこと。
三人の仕掛けに対し一人置いていかれた対面。
ここで対面は「あがってもらうか」と打⑨(私の現物)。
上家は「お見事」と3900を和了。
見事なものである。
私があがれば12000、下家があがれば16000の場面を3900で抑えたのだ。
さて、ではなぜ対面は⑨が当たりとわかったのだろうか。
確かに⑦⑧が一枚も見えていないとはいえ⑦⑧シャボなどの可能性もあっただろう。
確かに⑨自体は私の現物、下家にはほぼ安牌だ。
切ることも頷ける。
しかし気になったのは「あがってもらうか」という言葉である。
すべてわかっていたかのような打⑨。
私は最初以下のような仮説を立てた。
⑦⑧⑨という出来面子を持っていたため⑦⑧シャボの可能性を無視して打⑨としたのだと。
しかしそれでもやはり「あがってもらうか」の説明は難しい。
そこでもう一度場を思い出してみる。
私の手牌にピンズの上はない。
下家はソーズ一色。
上家は⑦⑧を持っての⑥⑨待ち。
ここまできてようやく気が付いた。
おそらく対面は⑥⑦⑦⑧⑧⑨の形から打⑨としたのだろう。
これでようやく⑥⑨一点読みの説明がついた。
実際に対面の手牌を見たわけではないので確定的ではないがこれが一番納得のいくプランである。
さて、自分が対面と同じ状況にたたされたときはたして同じことが出来ただろうか?
先日身内麻雀をしていた際の一場面。
オーラス
私41000
総理30000
ミズチ18000
いわっち11000
点数は大体こんな感じ。
そして条件だがミズチといわっちが高額サシウマ(マイナスをペイしてお釣りがくるくらい)をしていたためこのようになった。
私、あがりトップ
総理、満直か跳満
ミズチ、あがりでオーケー
いわっち、満貫
そして4順目、私の手牌
1245④⑤六六八九白白北
ドラは⑤
逃げ切るにはうってつけの手牌。
六を引き私は早々に七をチー。
晒し面子は七八九。
そして④⑤のドラ塔子を落とした。
ここでミズチは私の意図に気付き發、北と連打した。
ミズチとしては私のあがりでもよかったのだ。
5200までなら差し込んでもよい。
しかし發、北ともに仕掛けたのはいわっち。
更に私の12のペンチャン落としも2を鳴かれる。
この時点でのいわっちの手牌。
????123北北北發發發
満貫必要な場面なので役牌もう一組(中が有力)、チャンタ、赤ドラのいずれかだろう。
そう思っていたところで総理が中を暗カン。
新ドラは六で私の手牌に3枚あるためリーチがかかるまで脅威にはならない。
しかし総理が3翻で満貫となったため総理にはもう打てない。
そして切れずにいた1を重ね1と白の白片あがりのシャボをテンパイ。
次順4を引いてくる。
ここでいわっちが跳満になるパターンを考えたがおそらくはない。
満貫までなら打ってトップ。
私は4をツモ切った。
結果見事カン4(3と赤5)にヒット。
しかし実は一番最初の点数申告が間違っており、いわっちは点数が足らずあがることが出来なかった。
そのためツモか山越し期待でスルー。
そしていわっちが白を掴み私が8000の和了となった。
トップ目は無理にあがって終わらせる必要はない。
点数に余裕があれば他家の意図を把握し、あがりをアシストするのも戦略のうちである。
もっとも、あがりトップにこしたことはないのだが。
オーラス
私41000
総理30000
ミズチ18000
いわっち11000
点数は大体こんな感じ。
そして条件だがミズチといわっちが高額サシウマ(マイナスをペイしてお釣りがくるくらい)をしていたためこのようになった。
私、あがりトップ
総理、満直か跳満
ミズチ、あがりでオーケー
いわっち、満貫
そして4順目、私の手牌
1245④⑤六六八九白白北
ドラは⑤
逃げ切るにはうってつけの手牌。
六を引き私は早々に七をチー。
晒し面子は七八九。
そして④⑤のドラ塔子を落とした。
ここでミズチは私の意図に気付き發、北と連打した。
ミズチとしては私のあがりでもよかったのだ。
5200までなら差し込んでもよい。
しかし發、北ともに仕掛けたのはいわっち。
更に私の12のペンチャン落としも2を鳴かれる。
この時点でのいわっちの手牌。
????123北北北發發發
満貫必要な場面なので役牌もう一組(中が有力)、チャンタ、赤ドラのいずれかだろう。
そう思っていたところで総理が中を暗カン。
新ドラは六で私の手牌に3枚あるためリーチがかかるまで脅威にはならない。
しかし総理が3翻で満貫となったため総理にはもう打てない。
そして切れずにいた1を重ね1と白の白片あがりのシャボをテンパイ。
次順4を引いてくる。
ここでいわっちが跳満になるパターンを考えたがおそらくはない。
満貫までなら打ってトップ。
私は4をツモ切った。
結果見事カン4(3と赤5)にヒット。
しかし実は一番最初の点数申告が間違っており、いわっちは点数が足らずあがることが出来なかった。
そのためツモか山越し期待でスルー。
そしていわっちが白を掴み私が8000の和了となった。
トップ目は無理にあがって終わらせる必要はない。
点数に余裕があれば他家の意図を把握し、あがりをアシストするのも戦略のうちである。
もっとも、あがりトップにこしたことはないのだが。
先日こんな場面に出会した。
南家、7順目、ドラが5
下家がリーチ。
上家の親が123、三四五と仕掛け57と河に並べている。
そんな場面での私の手牌。
12356三五七④⑤白發中中
親の早い仕掛けに対して打てなかった三元牌がまだ残っておりとても勝負に行ける形ではない。
しかし親の仕掛けはドラまで切っており高くは見えない。
おそらくは1500~2900くらいだろう。
そう読み、私は白發と落としていくプランを立てた。
下家に高い手をあがられるくらいなら親の安あがりの方が盤面敵にも楽で局数も減らないからだ。
次順親は私の切った白をポン。
アシスト成功である。
その後私が中の対子落としをして降りている間に下家が1300、2600をツモあがった。
成功こそしなかったがリーチを二人がかりで潰しにいくプランは悪くなかったように思う。
南家、7順目、ドラが5
下家がリーチ。
上家の親が123、三四五と仕掛け57と河に並べている。
そんな場面での私の手牌。
12356三五七④⑤白發中中
親の早い仕掛けに対して打てなかった三元牌がまだ残っておりとても勝負に行ける形ではない。
しかし親の仕掛けはドラまで切っており高くは見えない。
おそらくは1500~2900くらいだろう。
そう読み、私は白發と落としていくプランを立てた。
下家に高い手をあがられるくらいなら親の安あがりの方が盤面敵にも楽で局数も減らないからだ。
次順親は私の切った白をポン。
アシスト成功である。
その後私が中の対子落としをして降りている間に下家が1300、2600をツモあがった。
成功こそしなかったがリーチを二人がかりで潰しにいくプランは悪くなかったように思う。
さて、今週は読みについて色々やってきたが読みが必要になるのはどんなときか。
読みには材料が必要なので当然中盤以降になる。
その中でも以下のパターンのとき読みが重要となる。
・かわし手を作るとき
・形テンを取るとき
・安全牌がないとき
さて、このような状況が1半荘に何回あるか。
自分の場合は1~3回程度である。
正直少ない。
苦労して覚えた読みの技術も実践で使える回数は数える程しかないのだ。
守備に重点を置いている人はもっと少ないだろう。
なぜか。
それは読みはあくまで読みでしかなく確実ではないからだ。
確実でない以上過信は出来ない。
牌姿が悪いのに毎回1点読みしてかわし手を作っていたら点棒がいくらあっても足りない。
つまり降りるときは読む必要がないのだ。
また、勝負手が入れば無スジだろうが何だろうが打つのだ。
つまり攻めるときも読む必要はないのだ。
こうして考えると読みが必要になるのは本当に細かい部分だけなのだ。
形テンやかわし手など成功したところで手に出来る点棒は1000点~2000点程度である。
しかし、実際は失点を避けているため決して小さくはない。
いい手が入れば誰だって勝てる。
しかしぱっとしない手でも勝てるのは失点を避け得点に変えられる人だけなのだ。
読みには材料が必要なので当然中盤以降になる。
その中でも以下のパターンのとき読みが重要となる。
・かわし手を作るとき
・形テンを取るとき
・安全牌がないとき
さて、このような状況が1半荘に何回あるか。
自分の場合は1~3回程度である。
正直少ない。
苦労して覚えた読みの技術も実践で使える回数は数える程しかないのだ。
守備に重点を置いている人はもっと少ないだろう。
なぜか。
それは読みはあくまで読みでしかなく確実ではないからだ。
確実でない以上過信は出来ない。
牌姿が悪いのに毎回1点読みしてかわし手を作っていたら点棒がいくらあっても足りない。
つまり降りるときは読む必要がないのだ。
また、勝負手が入れば無スジだろうが何だろうが打つのだ。
つまり攻めるときも読む必要はないのだ。
こうして考えると読みが必要になるのは本当に細かい部分だけなのだ。
形テンやかわし手など成功したところで手に出来る点棒は1000点~2000点程度である。
しかし、実際は失点を避けているため決して小さくはない。
いい手が入れば誰だって勝てる。
しかしぱっとしない手でも勝てるのは失点を避け得点に変えられる人だけなのだ。
ちょっとした守備テク(シャボ読み)
2010年2月25日 麻雀考察シャボで待つ場合ってどんな牌で待つ?
当然出やすいところだろう。
では出やすいところとはどこか。
主に19字牌だろう。
特に壁の外側など。
ならば次は誰かがシャボ待ちをしているかどうかがわかればよい。
シャボ待ちを探すにはまず2,3,7,8の壁を探す。
そして壁の外側、および字牌の生牌(1枚も見えてない牌)を探す。
もし見つかればその牌でシャボ待ちされている可能性がある。
もちろん頭の可能性もあるが。
要するに対子になってそうな牌を探すわけだ。
また、終盤でそのような生牌が3~4種類見つかれば七対子も警戒した方がよい。
(七対子の警戒は非常に困難だが。)
そんなところで。
当然出やすいところだろう。
では出やすいところとはどこか。
主に19字牌だろう。
特に壁の外側など。
ならば次は誰かがシャボ待ちをしているかどうかがわかればよい。
シャボ待ちを探すにはまず2,3,7,8の壁を探す。
そして壁の外側、および字牌の生牌(1枚も見えてない牌)を探す。
もし見つかればその牌でシャボ待ちされている可能性がある。
もちろん頭の可能性もあるが。
要するに対子になってそうな牌を探すわけだ。
また、終盤でそのような生牌が3~4種類見つかれば七対子も警戒した方がよい。
(七対子の警戒は非常に困難だが。)
そんなところで。
ちょっとした守備テク(壁)
2010年2月23日 麻雀考察壁とは3~4枚切れの牌のことである。
例えば③が4枚切れていれば両面、カンチャン待ちで①、②待ちは有り得ない。
つまり単騎でない限り①、②は安牌となる。
同じように3枚切れの場合は終盤でも75%以上安牌となる。
(この場合残り1枚を使っての両面待ちは有り得る。)
スジを知っている人は多いが、スジに比べて壁はあまり知られていない。
役立つ場面は多いので覚えておくと吉。
なんで今更壁について書いたかっていうと明日壁の応用を書こうと思ったから。
例えば③が4枚切れていれば両面、カンチャン待ちで①、②待ちは有り得ない。
つまり単騎でない限り①、②は安牌となる。
同じように3枚切れの場合は終盤でも75%以上安牌となる。
(この場合残り1枚を使っての両面待ちは有り得る。)
スジを知っている人は多いが、スジに比べて壁はあまり知られていない。
役立つ場面は多いので覚えておくと吉。
なんで今更壁について書いたかっていうと明日壁の応用を書こうと思ったから。
ちょっとした守備テク(カンチャン避け)
2010年2月22日 麻雀考察 コメント (4)みなさん麻雀においてスジというものはご存知ですよね。
知らない人はググってください。
スジは基本的に両面待ちを回避するために用いられます。
だからこそ安易に信用は出来ません。
例えば以下のような形
一二三四五六135⑥⑦⑨⑨
24が入れば文句なくリーチを打てます。
しかし⑤⑧から入ったら?
打1で両面への変化を待つ人もいるでしょうが打5で即リーチを打つ人もいるでしょう。
(個人的には打5で1順回してからリーチを推しますが。)
このような場合スジはあてになりません。
しかしこんな場合でも例外があります。
相手の河の4,6を探して下さい。
見つかれば4に対しては1を、6に対しては9を打つことが出来ます。
このスジは両面だけではなくカンチャンすらもかわすことが出来ます。
尤も、単騎やシャボはどうしようもありませんが覚えておくと役立つかもしれません。
あと、もろひっかけの場合は即リーチを打つ打ち手も結構いるのでリーチ宣言牌のスジは結構危険です。
(上の例で1順回しを推したのはそのためです。)
そんなところで。
知らない人はググってください。
スジは基本的に両面待ちを回避するために用いられます。
だからこそ安易に信用は出来ません。
例えば以下のような形
一二三四五六135⑥⑦⑨⑨
24が入れば文句なくリーチを打てます。
しかし⑤⑧から入ったら?
打1で両面への変化を待つ人もいるでしょうが打5で即リーチを打つ人もいるでしょう。
(個人的には打5で1順回してからリーチを推しますが。)
このような場合スジはあてになりません。
しかしこんな場合でも例外があります。
相手の河の4,6を探して下さい。
見つかれば4に対しては1を、6に対しては9を打つことが出来ます。
このスジは両面だけではなくカンチャンすらもかわすことが出来ます。
尤も、単騎やシャボはどうしようもありませんが覚えておくと役立つかもしれません。
あと、もろひっかけの場合は即リーチを打つ打ち手も結構いるのでリーチ宣言牌のスジは結構危険です。
(上の例で1順回しを推したのはそのためです。)
そんなところで。
週刊麻雀考察 第四回 ホンイツ編
2009年10月14日 麻雀考察 コメント (2)今週はホンイツ編。
五段階評価ではこんな感じ。
速効性☆☆☆☆☆
攻撃力★★★★★
防御力★★★★★
先週紹介したタンヤオとは正反対です。
1.速効性
意図的に組む必要があり、他家にもバレやすい。
自力で組むことは困難で鳴きを入れる必要もある。
2.攻撃力
最低2000点だが役牌をつけやすく、役牌が1つつけば5200まで見える。
3.防御力
何でホンイツの防御力が高いのって疑問に思う人はいるだろう。
これは無理なく危険牌の先切りが出来るからである(後述)。
また、テンパイ後はそもそも降りる必要がないので防御を考えなくてよいためである。
基本的なホンイツの作り方。
1.配牌
まず配牌の時点で狙うか否かを決められるのが理想。
例えば以下の配牌があったとする。
一三四六七九九①⑤7西北發發
非常にわかりやすいホンイツ配牌。
面子候補が4つもあれば即決。
ではこれはどうか。
一三四六七九九③⑤⑦西北北發
他の色に面子候補があり、更に役牌もつかない。
これは人それぞれの好みによるだろう。
ではこれは。
一三四六七九③⑤⑥4西北北發
これは行きませんね。
むしろ平和を狙ってください。
ではこれは。
一三四六七九九①⑤7西北發發
最初の例とほぼ同じ。
しかし赤があるだけで両天秤になります。
(發ホンイツ3900~5200、發ドラ2000とそこまでの差はないため)
2.序盤
では先ほどの例から。
一三四六七九九①⑤7西北發發
ここから何を切るか。
多くの人は①から切り様子を見るだろう。
しかしここはあえて⑤から切るべきです。
これこそがホンイツの防御力の高さの秘訣。
将来的に危険になり得る牌を1順目から切って行くことが出来る。
(⑤が赤ドラで両天秤の場合は①切り)
さて、ここでそんな切り方をしたらホンイツやってるのがバレるじゃんって思う人もいるだろう。
そんな人に聞きますがバレて何が悪いのでしょうか。
どうせ6順もすればバレるんですから1順目にバレても一緒です。
バレたとして相手に出来る対応策は2通り。
プラン1.かわし手の製作
速攻でタンヤオ、役牌などを組む。
しかしこの場合相手は例えテンパイしても1枚こちらの危険牌を引くだけで降りざるを得なくなることも多い。
たかが1000点で5200~8000に勝負するなんて愚行です。
そしてこちらはそもそも降りる必要はありませんし振り込んでも1000点です。
プラン2.ベタ降り
敵が一人減りました。
安心して危険牌が切れます。
ツモることを期待しましょう。
稀に相手も勝負手をぶつけてくることがありますが何度も言うように降りる手ではないので気にせず続けましょう。
3.中盤~終盤
カンチャンや字牌を優先して鳴き面子を揃えましょう。
ホンイツは1鳴きが他の面子にまで絡んでくるので可能な限り端からまとめていきましょう。
1、9がポンできるような形はホンイツの理想形。
シャンテン数をあげるためとはいえ中張牌のポンは出来る限り避けましょう。
またホンイツには見限りも必要です。
相手にテンパイ気配があれば点数やシャンテン数と相談して降りるか続行かを決めてください。
続行の場合危険牌を先切りしているので字牌を切ってテンパイなど容易に勝負することが可能です。
降りる場合もこれまでに溜め込んだ字牌(対子、暗刻)を順に切っていけば時間も稼げるので他家がゲンブツを作ってくれるでしょう。
これこそがホンイツの防御力の高さです。
こうして見ると決まり手になるわりにリスクはあまりないように見えます。
しかしホンイツのあがりはあくまでツモ前提で考えてください。
ロンあがりを期待するのは難しいです。
そのため将来当たり牌になるであろう牌の枚数は常にチェックしておくこと。
最後に相手がホンイツ気配のときのかわしかた。
なんてみなさんすでに知ってますよね。
ですが意外と出来ていないのがこれ。
一貫性のあるプレイング。
タンヤオのかわし手を組んでいるときに危険牌を引きました。
1枚だけ通そう。
その牌を鳴かれました。
次の順も危険牌を引きました。
もう1枚だけ。
このもう1枚がアウトになる場合を何度も見て来ました。
なので目安としては2副露。
2副露されたらもう危険牌は切らないでください。
次回は未定。
特に重要な3役については書いたんでそろそろ場について書こうかな。
場の進め方について知ってるとあがれない配牌をもらったときでもうまく立ち回れて試合を有利に運べます。
五段階評価ではこんな感じ。
速効性☆☆☆☆☆
攻撃力★★★★★
防御力★★★★★
先週紹介したタンヤオとは正反対です。
1.速効性
意図的に組む必要があり、他家にもバレやすい。
自力で組むことは困難で鳴きを入れる必要もある。
2.攻撃力
最低2000点だが役牌をつけやすく、役牌が1つつけば5200まで見える。
3.防御力
何でホンイツの防御力が高いのって疑問に思う人はいるだろう。
これは無理なく危険牌の先切りが出来るからである(後述)。
また、テンパイ後はそもそも降りる必要がないので防御を考えなくてよいためである。
基本的なホンイツの作り方。
1.配牌
まず配牌の時点で狙うか否かを決められるのが理想。
例えば以下の配牌があったとする。
一三四六七九九①⑤7西北發發
非常にわかりやすいホンイツ配牌。
面子候補が4つもあれば即決。
ではこれはどうか。
一三四六七九九③⑤⑦西北北發
他の色に面子候補があり、更に役牌もつかない。
これは人それぞれの好みによるだろう。
ではこれは。
一三四六七九③⑤⑥4西北北發
これは行きませんね。
むしろ平和を狙ってください。
ではこれは。
一三四六七九九①⑤7西北發發
最初の例とほぼ同じ。
しかし赤があるだけで両天秤になります。
(發ホンイツ3900~5200、發ドラ2000とそこまでの差はないため)
2.序盤
では先ほどの例から。
一三四六七九九①⑤7西北發發
ここから何を切るか。
多くの人は①から切り様子を見るだろう。
しかしここはあえて⑤から切るべきです。
これこそがホンイツの防御力の高さの秘訣。
将来的に危険になり得る牌を1順目から切って行くことが出来る。
(⑤が赤ドラで両天秤の場合は①切り)
さて、ここでそんな切り方をしたらホンイツやってるのがバレるじゃんって思う人もいるだろう。
そんな人に聞きますがバレて何が悪いのでしょうか。
どうせ6順もすればバレるんですから1順目にバレても一緒です。
バレたとして相手に出来る対応策は2通り。
プラン1.かわし手の製作
速攻でタンヤオ、役牌などを組む。
しかしこの場合相手は例えテンパイしても1枚こちらの危険牌を引くだけで降りざるを得なくなることも多い。
たかが1000点で5200~8000に勝負するなんて愚行です。
そしてこちらはそもそも降りる必要はありませんし振り込んでも1000点です。
プラン2.ベタ降り
敵が一人減りました。
安心して危険牌が切れます。
ツモることを期待しましょう。
稀に相手も勝負手をぶつけてくることがありますが何度も言うように降りる手ではないので気にせず続けましょう。
3.中盤~終盤
カンチャンや字牌を優先して鳴き面子を揃えましょう。
ホンイツは1鳴きが他の面子にまで絡んでくるので可能な限り端からまとめていきましょう。
1、9がポンできるような形はホンイツの理想形。
シャンテン数をあげるためとはいえ中張牌のポンは出来る限り避けましょう。
またホンイツには見限りも必要です。
相手にテンパイ気配があれば点数やシャンテン数と相談して降りるか続行かを決めてください。
続行の場合危険牌を先切りしているので字牌を切ってテンパイなど容易に勝負することが可能です。
降りる場合もこれまでに溜め込んだ字牌(対子、暗刻)を順に切っていけば時間も稼げるので他家がゲンブツを作ってくれるでしょう。
これこそがホンイツの防御力の高さです。
こうして見ると決まり手になるわりにリスクはあまりないように見えます。
しかしホンイツのあがりはあくまでツモ前提で考えてください。
ロンあがりを期待するのは難しいです。
そのため将来当たり牌になるであろう牌の枚数は常にチェックしておくこと。
最後に相手がホンイツ気配のときのかわしかた。
なんてみなさんすでに知ってますよね。
ですが意外と出来ていないのがこれ。
一貫性のあるプレイング。
タンヤオのかわし手を組んでいるときに危険牌を引きました。
1枚だけ通そう。
その牌を鳴かれました。
次の順も危険牌を引きました。
もう1枚だけ。
このもう1枚がアウトになる場合を何度も見て来ました。
なので目安としては2副露。
2副露されたらもう危険牌は切らないでください。
次回は未定。
特に重要な3役については書いたんでそろそろ場について書こうかな。
場の進め方について知ってるとあがれない配牌をもらったときでもうまく立ち回れて試合を有利に運べます。
週刊麻雀考察 第三回 タンヤオ編
2009年10月7日 麻雀考察みなさんタンヤオってどんな役だと思いますか。
一言で表すなら最速最弱。
五段階評価ではこんな感じ。
速効性★★★★★
攻撃力☆☆☆☆☆
防御力☆☆☆☆☆
とても極端で扱いにくい役です。
だからこそ使いこなせる人は強いです。
1.速効性
不要牌を切りながら組むうえで自然と出来てしまうくらいの役。
鳴きを混ぜて意図的に組んだときの速さは他の追随を許さない。
2.攻撃力
基本的にタンヤオを主体とした場合、付属する役はドラくらいしかない。
3.防御力
手牌が2~8で構成されるため、追いつかれた場合降り打ちが困難である。
さて、この役をうまく使うにはどうすればよいか。
タンヤオの利点は鳴いてもあがれるあがり易さ(喰いタン有りの場合)なのでとにかくあがりたい場面で重宝する。
先行逃げ切りや相手のリーチに対するかわしの手、ドラを抱えたときなどである。
1.先行逃げ切り
まず、配牌からタンヤオを狙ってはいけない。
追いつかれて手牌が危険牌ばかりになっては逃げ切るどころか振込みに回ってしまう。
最初はとにかく牌を揃え中盤でカンチャンやポンテンを鳴き両面で待つという形が基本。
2.かわしの手
自身の手を組み上げている状態で相手がリーチをかけたりフーロした場合にこちらもフーロし、リーチ者のゲンブツやスジ牌で待つ。
打点はかなり下がるだろうが相手にあがられるよりはマシである。
かわしの手は無理に作るものではないので場合によっては素直に降りてしまって構わない。
3.ドラを抱えた場合
2~3枚ドラを抱えた場合のみ配牌からタンヤオを狙っても構わない。
カンチャンや23、78の亜ペンチャンを優先的に鳴き、両面の場合もシャンテン数をあげるために鳴いてしまって構わない。
終盤降りられなくなるがそもそも降りないので防御面はあまり考えなくてもよい。
以上が大まかなタンヤオの使い方である。
次は以上のことを踏まえたうえで相手のタンヤオをかわす方法。
タンヤオはとにかく速さが重要になってくるので受けの広い形を多く持つよう組み上げる。
例えば445や667のようなチーもポンも出来る形である。
このような部分の鳴きは後回しにし、カンチャンや亜ペンチャンを先に鳴いた場合次に切られる牌は何か。
445なら両面待ちにするため4を切るだろうし667でも6を切るだろう。
また、このような形が2つあった場合先に445三三四を3か6で鳴いた場合も4が切られる。
ここで重要になってくるのは何を鳴いて何を切ったか。
例えば445⑥⑦のような形があるとする。
3、6を鳴いた場合4が切り出される。
このように鳴いた牌と同じ種類の牌が切り出された場合、同じ種類の待ちはあまりない。
また、445⑥⑦から⑤、⑧を鳴いた場合は4が切り出される。
このように鳴いた牌と違う種類の牌が切り出された場合、切り出されたはいの近辺が危険牌となる。
※100%ではないが6割ほどはこの方法で読めるだろう。
逃げ切られたくない場面や他家のかわし手への差し込みなどに大いに役立つので覚えておいて損はない。
※同じ種類が残る場合も稀にある。
24677の3鳴きのような片方がカンチャンである場合。
三三四34のような場面から⑦引きなどであえて三を先切りし、読めなくする場合。
などはこの限りではない。
次回予告
タンヤオとは正反対の役。
攻防ともに優れた役編、お楽しみに。
一言で表すなら最速最弱。
五段階評価ではこんな感じ。
速効性★★★★★
攻撃力☆☆☆☆☆
防御力☆☆☆☆☆
とても極端で扱いにくい役です。
だからこそ使いこなせる人は強いです。
1.速効性
不要牌を切りながら組むうえで自然と出来てしまうくらいの役。
鳴きを混ぜて意図的に組んだときの速さは他の追随を許さない。
2.攻撃力
基本的にタンヤオを主体とした場合、付属する役はドラくらいしかない。
3.防御力
手牌が2~8で構成されるため、追いつかれた場合降り打ちが困難である。
さて、この役をうまく使うにはどうすればよいか。
タンヤオの利点は鳴いてもあがれるあがり易さ(喰いタン有りの場合)なのでとにかくあがりたい場面で重宝する。
先行逃げ切りや相手のリーチに対するかわしの手、ドラを抱えたときなどである。
1.先行逃げ切り
まず、配牌からタンヤオを狙ってはいけない。
追いつかれて手牌が危険牌ばかりになっては逃げ切るどころか振込みに回ってしまう。
最初はとにかく牌を揃え中盤でカンチャンやポンテンを鳴き両面で待つという形が基本。
2.かわしの手
自身の手を組み上げている状態で相手がリーチをかけたりフーロした場合にこちらもフーロし、リーチ者のゲンブツやスジ牌で待つ。
打点はかなり下がるだろうが相手にあがられるよりはマシである。
かわしの手は無理に作るものではないので場合によっては素直に降りてしまって構わない。
3.ドラを抱えた場合
2~3枚ドラを抱えた場合のみ配牌からタンヤオを狙っても構わない。
カンチャンや23、78の亜ペンチャンを優先的に鳴き、両面の場合もシャンテン数をあげるために鳴いてしまって構わない。
終盤降りられなくなるがそもそも降りないので防御面はあまり考えなくてもよい。
以上が大まかなタンヤオの使い方である。
次は以上のことを踏まえたうえで相手のタンヤオをかわす方法。
タンヤオはとにかく速さが重要になってくるので受けの広い形を多く持つよう組み上げる。
例えば445や667のようなチーもポンも出来る形である。
このような部分の鳴きは後回しにし、カンチャンや亜ペンチャンを先に鳴いた場合次に切られる牌は何か。
445なら両面待ちにするため4を切るだろうし667でも6を切るだろう。
また、このような形が2つあった場合先に445三三四を3か6で鳴いた場合も4が切られる。
ここで重要になってくるのは何を鳴いて何を切ったか。
例えば445⑥⑦のような形があるとする。
3、6を鳴いた場合4が切り出される。
このように鳴いた牌と同じ種類の牌が切り出された場合、同じ種類の待ちはあまりない。
また、445⑥⑦から⑤、⑧を鳴いた場合は4が切り出される。
このように鳴いた牌と違う種類の牌が切り出された場合、切り出されたはいの近辺が危険牌となる。
※100%ではないが6割ほどはこの方法で読めるだろう。
逃げ切られたくない場面や他家のかわし手への差し込みなどに大いに役立つので覚えておいて損はない。
※同じ種類が残る場合も稀にある。
24677の3鳴きのような片方がカンチャンである場合。
三三四34のような場面から⑦引きなどであえて三を先切りし、読めなくする場合。
などはこの限りではない。
次回予告
タンヤオとは正反対の役。
攻防ともに優れた役編、お楽しみに。
週刊麻雀考察 第二回 リーチ編
2009年9月30日 麻雀考察 コメント (3)正しいリーチのかけかたとは。
基本的にダマにする理由が無ければリーチ。
ではダマにする理由とは何か。
1.待ちや手変わりがある場合
例えば35のカン4待ちなら2、6引きで両面待ちになる。
234234345という手なら2引きで3色になる。
2.リードしている場合
目安そのあがりで2家との差が10100点以上になる場合。
満ツモで届かない値になって初めてリードと呼べる。
3.後手のゲンブツ待ち
他家に先手でリーチや食い仕掛けをされたときそこのゲンブツ待ち。
4.7700以上
単純に打点が大きくリードにつながる。
5.相手の将来性
あからさまなホンイツ、チンイツ気配がある場合。
相手も降りず打ち込みに回ってしまった場合被害も大きい。
それ以外の場合は基本的にリーチでいいと思います。
あとは出来る限りあがり易い形を作ってください。
あがり易い形については前回のを参考にしてください。
http://85830.diarynote.jp/200909161328347919/
次回予告
手軽さの裏に潜む罠。
配牌から喰いタンを狙うのは諸刃の剣編、お楽しみに。
基本的にダマにする理由が無ければリーチ。
ではダマにする理由とは何か。
1.待ちや手変わりがある場合
例えば35のカン4待ちなら2、6引きで両面待ちになる。
234234345という手なら2引きで3色になる。
2.リードしている場合
目安そのあがりで2家との差が10100点以上になる場合。
満ツモで届かない値になって初めてリードと呼べる。
3.後手のゲンブツ待ち
他家に先手でリーチや食い仕掛けをされたときそこのゲンブツ待ち。
4.7700以上
単純に打点が大きくリードにつながる。
5.相手の将来性
あからさまなホンイツ、チンイツ気配がある場合。
相手も降りず打ち込みに回ってしまった場合被害も大きい。
それ以外の場合は基本的にリーチでいいと思います。
あとは出来る限りあがり易い形を作ってください。
あがり易い形については前回のを参考にしてください。
http://85830.diarynote.jp/200909161328347919/
次回予告
手軽さの裏に潜む罠。
配牌から喰いタンを狙うのは諸刃の剣編、お楽しみに。
週刊麻雀考察 第一回 和了編
2009年9月16日 麻雀考察 コメント (5)これから毎週水曜日に麻雀考察をしようと思いますのでみなさんのご意見、ご感想をお聞かせください。
麻雀において重要なことは兎にも角にも和了しやすいかどうか。
待ちを両面にすればいいと思われがちだが重要なのはあくまであがり易いかどうか。
個人的には両面>単騎>シャンポン>カンチャン>ペンチャン
両面の利点は今更語ることはないだろう。
両面は8枚、亜両面やノベタンでも6枚と当たり牌の枚数が単純に多い。
次に単騎>シャンポン>カンチャン>ペンチャンについてだがシャンポン、カンチャン、ペンチャンが4枚に対し単騎は3枚である。
しかし単騎の方が圧倒的に有利なのだ。
有利な理由は受けの広さにある。
単騎の例。
2341235673337
1、5でノベタン、2、4で亜両面。
157で亜両面、4で3面、8で両面。
24で3面、68で両面。
更に東南西北白発中で字牌単騎となる。
対してシャンポン、カンチャン、ペンチャンは受けが狭い。
シャンポンの例。
1234563453377
2468で両面
カンチャンの例。
1234563459946
9で単騎。
37で両面。
46でシャンポン。
ペンチャンの例。
1234563459912
9で単騎。
4でカンチャン。
12でシャンポン。
こうして見ると受けの数は単騎が10枚以上なのに対してシャンポン、カンチャン、ペンチャンは4、5枚と圧倒的に不利であることがわかる。
以上を踏まえたうえであがりやすい手作りを目指すポイント。
面子を揃える(面子を優先すると最終的に単騎が残る場合が多い)。
1、9を含むカンチャン、ペンチャンは絶対に残さない(1、9を含むカンチャンは受けがそれぞれ4、6のみとなりペンチャンと変わらない)。
単騎はあと1牌を待て(10枚以上現在よりよい待ちに変えられる牌があるため)。
ここまでがあがり易い形を作るための基本。
ここからは例外的にあがり易い形。
2、3、7、8が場に3枚以上出された状態(ポンなど)での外側待ち。
2がポンされた場合1が、3がポンされた場合1、2がそれぞれ対子または暗刻でしか使えなくなるため出易くなる。
両スジが場に3枚以上出された状態(ポンなど)での間待ち。
4、7とポンされた場合5、6が対子または暗刻でしか使えなくなるため出易くなる。
スジ牌を2種類切ってる状態での同スジ待ち。
1、4を切っての7待ちや2、8を切っての5待ちなど。
場に1枚出た字牌待ち。
ほぼ止まらない。というよりこれを恐れて止めているようでは攻撃に回れず勝てません。
これらは特にあがり易い。
相手が上級者でも放銃が見込める。
確率的に考える。
当たり牌は何枚以上残っていることが望ましいか。
計算式は長くなるので省略するが6枚以上残っていることが望ましい。
理由としてはツモれる期待値が1.5枚となり誰か1人が対子で持っている、または誰か2人が1枚ずつ持っている場合も期待値が1枚となるため。
例外的にあがり易い場合は放銃も見込めるため2枚以上でも充分。
そんなところで。
次回予告
テンパイ即リーワーイワーイじゃねえよ。
正しいリーチのかけかた編、お楽しみに。
麻雀において重要なことは兎にも角にも和了しやすいかどうか。
待ちを両面にすればいいと思われがちだが重要なのはあくまであがり易いかどうか。
個人的には両面>単騎>シャンポン>カンチャン>ペンチャン
両面の利点は今更語ることはないだろう。
両面は8枚、亜両面やノベタンでも6枚と当たり牌の枚数が単純に多い。
次に単騎>シャンポン>カンチャン>ペンチャンについてだがシャンポン、カンチャン、ペンチャンが4枚に対し単騎は3枚である。
しかし単騎の方が圧倒的に有利なのだ。
有利な理由は受けの広さにある。
単騎の例。
2341235673337
1、5でノベタン、2、4で亜両面。
157で亜両面、4で3面、8で両面。
24で3面、68で両面。
更に東南西北白発中で字牌単騎となる。
対してシャンポン、カンチャン、ペンチャンは受けが狭い。
シャンポンの例。
1234563453377
2468で両面
カンチャンの例。
1234563459946
9で単騎。
37で両面。
46でシャンポン。
ペンチャンの例。
1234563459912
9で単騎。
4でカンチャン。
12でシャンポン。
こうして見ると受けの数は単騎が10枚以上なのに対してシャンポン、カンチャン、ペンチャンは4、5枚と圧倒的に不利であることがわかる。
以上を踏まえたうえであがりやすい手作りを目指すポイント。
面子を揃える(面子を優先すると最終的に単騎が残る場合が多い)。
1、9を含むカンチャン、ペンチャンは絶対に残さない(1、9を含むカンチャンは受けがそれぞれ4、6のみとなりペンチャンと変わらない)。
単騎はあと1牌を待て(10枚以上現在よりよい待ちに変えられる牌があるため)。
ここまでがあがり易い形を作るための基本。
ここからは例外的にあがり易い形。
2、3、7、8が場に3枚以上出された状態(ポンなど)での外側待ち。
2がポンされた場合1が、3がポンされた場合1、2がそれぞれ対子または暗刻でしか使えなくなるため出易くなる。
両スジが場に3枚以上出された状態(ポンなど)での間待ち。
4、7とポンされた場合5、6が対子または暗刻でしか使えなくなるため出易くなる。
スジ牌を2種類切ってる状態での同スジ待ち。
1、4を切っての7待ちや2、8を切っての5待ちなど。
場に1枚出た字牌待ち。
ほぼ止まらない。というよりこれを恐れて止めているようでは攻撃に回れず勝てません。
これらは特にあがり易い。
相手が上級者でも放銃が見込める。
確率的に考える。
当たり牌は何枚以上残っていることが望ましいか。
計算式は長くなるので省略するが6枚以上残っていることが望ましい。
理由としてはツモれる期待値が1.5枚となり誰か1人が対子で持っている、または誰か2人が1枚ずつ持っている場合も期待値が1枚となるため。
例外的にあがり易い場合は放銃も見込めるため2枚以上でも充分。
そんなところで。
次回予告
テンパイ即リーワーイワーイじゃねえよ。
正しいリーチのかけかた編、お楽しみに。