麻雀よするときは皆意志をもって打つだろう。
それは手牌や打牌に常に現れる。
故に、相手の意志を読むことで共闘することもできる。



http://tenhou.net/0/?log=2010052805gm-0039-0000-xea6086b6798c&tw=2

東2局
対面がオタ風の南を仕掛けた。
ホンイツはなさそうな場面。
まだ見えていない役牌は東と發(私の手に2枚)。

天鳳ではラス回避が重要なためこのラス目の親は早く流したい。
そのために絞った東だった。

しかし、対面の鳴きで状況が変わった。
対面はほぼ東バック。
このたった一鳴きで対面は私たち二人に同時に意志を伝えた。



上家の親に対しては

私は東バックだからあなたのダブ東はありません。
このラス目の親番で東を絞っていてはあがれませんよ。
持っているなら切りなさい。

こんなところだろうか。



私に対しては

まずはラスを確定させましょう。
親に対して東を絞る必要はありません。
東を持っているならお互いに一手進めましょう。

こんなところだろうか。



実際には東に限った話ではなく東か發である。
なので上家にしてみれば形次第では東を残す選択肢もあっただろう。
しかし、手の内に發対子を持つ私には東を特定することが出来た。



この対面の仕掛けに対する答えは私も上家も打東だった。

例え上家が東を切らなくとも私が鳴かせていただろう。
東に無反応であれば發すら対子落としをしていたかもしれない。





意志を持った闘牌同士がぶつかり合えばそれは会話に至る。
こういった無言のやりとりも麻雀の面白いところなのだ。

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