みなさんタンヤオってどんな役だと思いますか。

一言で表すなら最速最弱。
五段階評価ではこんな感じ。

速効性★★★★★
攻撃力☆☆☆☆☆
防御力☆☆☆☆☆

とても極端で扱いにくい役です。
だからこそ使いこなせる人は強いです。



1.速効性

不要牌を切りながら組むうえで自然と出来てしまうくらいの役。
鳴きを混ぜて意図的に組んだときの速さは他の追随を許さない。



2.攻撃力

基本的にタンヤオを主体とした場合、付属する役はドラくらいしかない。



3.防御力

手牌が2~8で構成されるため、追いつかれた場合降り打ちが困難である。





さて、この役をうまく使うにはどうすればよいか。
タンヤオの利点は鳴いてもあがれるあがり易さ(喰いタン有りの場合)なのでとにかくあがりたい場面で重宝する。
先行逃げ切りや相手のリーチに対するかわしの手、ドラを抱えたときなどである。



1.先行逃げ切り

まず、配牌からタンヤオを狙ってはいけない。
追いつかれて手牌が危険牌ばかりになっては逃げ切るどころか振込みに回ってしまう。
最初はとにかく牌を揃え中盤でカンチャンやポンテンを鳴き両面で待つという形が基本。



2.かわしの手

自身の手を組み上げている状態で相手がリーチをかけたりフーロした場合にこちらもフーロし、リーチ者のゲンブツやスジ牌で待つ。
打点はかなり下がるだろうが相手にあがられるよりはマシである。
かわしの手は無理に作るものではないので場合によっては素直に降りてしまって構わない。



3.ドラを抱えた場合

2~3枚ドラを抱えた場合のみ配牌からタンヤオを狙っても構わない。
カンチャンや23、78の亜ペンチャンを優先的に鳴き、両面の場合もシャンテン数をあげるために鳴いてしまって構わない。
終盤降りられなくなるがそもそも降りないので防御面はあまり考えなくてもよい。



以上が大まかなタンヤオの使い方である。





次は以上のことを踏まえたうえで相手のタンヤオをかわす方法。



タンヤオはとにかく速さが重要になってくるので受けの広い形を多く持つよう組み上げる。

例えば445や667のようなチーもポンも出来る形である。
このような部分の鳴きは後回しにし、カンチャンや亜ペンチャンを先に鳴いた場合次に切られる牌は何か。
445なら両面待ちにするため4を切るだろうし667でも6を切るだろう。

また、このような形が2つあった場合先に445三三四を3か6で鳴いた場合も4が切られる。



ここで重要になってくるのは何を鳴いて何を切ったか。

例えば445⑥⑦のような形があるとする。
3、6を鳴いた場合4が切り出される。
このように鳴いた牌と同じ種類の牌が切り出された場合、同じ種類の待ちはあまりない。

また、445⑥⑦から⑤、⑧を鳴いた場合は4が切り出される。
このように鳴いた牌と違う種類の牌が切り出された場合、切り出されたはいの近辺が危険牌となる。

※100%ではないが6割ほどはこの方法で読めるだろう。




逃げ切られたくない場面や他家のかわし手への差し込みなどに大いに役立つので覚えておいて損はない。





※同じ種類が残る場合も稀にある。
24677の3鳴きのような片方がカンチャンである場合。
三三四34のような場面から⑦引きなどであえて三を先切りし、読めなくする場合。
などはこの限りではない。





次回予告

タンヤオとは正反対の役。
攻防ともに優れた役編、お楽しみに。

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